7月に入りました。まもなく夏本番。今年もまた、あの蒸し暑さがやってくるかと思うと憂鬱ですが、夏だからこその楽しみがあるのも日本に生まれた幸せですよね。
葛の透明感やツルンとしたのど越しが、いっとき暑さを忘れさせてくれます。 それから冷蔵庫で冷やしていただく水羊羹も、甘党が待ちわびる夏のご馳走です。お中元でいただくと、とっても嬉しい!
缶切りで!? 引っ張れば蓋が開くプルトップじゃなかったんですか。
びっくり。私たちは細田さんのおかげで、缶切りを使わずに水羊羹をいただいているんですね。
あー、確かに……。
(笑)。榮太樓の水羊羹は、器に開けると水紋の模様が上に来て、とっても涼やかできれいです。缶のまま食べてしまうと、そんな工夫がされていることにも気がつかないでしょうね。 これを読んでくださった人には、必ず水羊羹を器に移して召し上がっていただきましょう。 では、また来月。次回のお話も楽しみにしています。
☆聞き手:太田美代