さて今日は、第2回の最後につぶやかれた「中央大学の落語研究会を創設したのは僕」…という衝撃の告白の続きを、まず聞かせてください。
いや、本当の話なんです。 大学に入ってまもなくだったと思うけど、高校時代からずっと一緒の友人と「落語でも聴きに行くか」なんて話をしていたら「落語、好きなんですか?」と声かけてきたヤツがいて、じゃあ一緒に聴きに行く?……なんて話をしているうちに盛り上がって、いっそクラブでも作っちゃうか、と(笑)。 で、有名な噺家に「顧問」になってもらうと、部員がいっぱい集まるんじゃないの? なんて、これまた調子にのって電話帳調べて、円生師匠なんかに電話したものの、門前払い。当然だよね。ところが、なんと桂文治師匠が「ようがす!」って言ってくれたから驚いた。
落研の顧問が、9代目桂文治さん(高安留吉)?! 信じられません。
出世払いで、文治さんに御礼ができたんですね。いい話。 それにしても1950年代から60年代といえば、名人と言われた噺家さんが百花繚乱の時代ですよね。澤島さん、おすすめの噺家さんや、おもしろい落語演目を教えていただけませんか?
一度、ライブで聴きたかったです。では、別格のお二人以外で、落語演目のベスト5といえば?
いや、おそれいりました。では、おあとがよろしいようで…(笑)。 次回は、澤島さんおすすめのジャズのベスト5をうかがって、いよいよ大団円。 どうぞよろしくお願いいたします。
☆聞き手:太田美代